*カラー現像に使う現像液は扱いに注意が必要な劇物を含むものもあります。薬品の調合や、使用法は専門書を見たり、メーカーの取り扱い説明書に従って取り扱い、廃液は適切に処理してください。
*ここに書いてあることは、全て、個人的な実験、試行であり専門家の知識でおこなっているものではありません。品質を求める場合や失敗をしたくない場合には、メーカーの指定方法にしたがってください。
*ここに書いてある方法は、少量のカラー現像を実験として試してみるための方法です。メーカーの正式な使用方法とは異なるものがあります。
*ここに書いてあることを参考にする場合は、全て、ご自身で判断して、ご自身の責任においてご実施ください。
*カラー現像の薬品は体に悪いものもあります。一部は現像装置(機械)で使用する前提で作られているものもあります。保護メガネ、手袋、マスクなどの着用をおすすめします。お子様には触らせないように保管してください。
*大量の現像、プリントにはネットプリントの写真プリントがおどろくほど安くて便利ですのでそちらを利用する方が良いと思います。
現在のところ、このやり方とEPSONのフラットベッドスキャナー の自動補正にて、シアン、マゼンダかぶりのない満足のいく写真を得られています(富士フイルムのみ)。ISO100が大変良好で、暗い場所での撮影においても、アンダーであるはずの露出でも現代の スキャナーの性能により、デジカメのISO 数千相当以上の感度で撮影した写真のように撮影することができました。水滴の跡は専用の薬品や処理をしていないので 残ったりしますが、気になる場合は画像処理で消しています。
現像タンクとリールは便利だと思いますが、液の容量が多すぎて高くつくので使っていません。また、現像用ベルトを使って2本のフィルムを乳剤の付いていない表側同士で合わせて巻きつけ、1本分の薬液で処理して費用を 半分に節約することが出来ました。購入単位の液が多すぎて、使用期限までに全く使いきれませんでした。期限切れ後も、まだ、使用している状況です。
カラーフィルム現像方法-自宅で簡単な薬品で行う方法
2浴式現像(現像-漂白定着処理)の手順
予備水洗用のお湯
水 | 400ml |
現像液の作り方
オリエンタルカラー CNL-N1R(フジ CN-16L対応)「A液」 | 40ml |
オリエンタルカラー CNL-N1R(フジ CN-16L対応)「B液」 | 40ml |
水 | 320ml |
漂白定着液の作り方
エクタカラー RA漂白定着補充液パートA | 30ml |
エクタカラー RA漂白定着補充液パートB | 40ml |
水 330ml | 330ml |
マグカップを用いた現像方法
予備水洗 | 温めた水にフィルムを入れて、張り付かないように手で伸ばしておきます。さらに30秒以上撹拌することで確実にフィルム同士が張り付いていない状態にします。 このプロセスは、マグカップで現像する場合にはどうしても、液の中で指でフィルムを伸ばしていく工程が必要なのですが、手袋をしていてはかなり難しいです。 薬品に手を触れずに素手でもフィルムを伸ばすために、最初に、水でこの工程を行い、排出してから現像液を注ぎます。 |
現像 | 30度程度 7分 (暗室でフィルムに現像液を注ぐ時間、現像液の排出して定着漂白液を入れるまでの時間を含めて、この時間で済ませます。最初の3分程度は撹拌し続け、あとは撹拌と休みを同程度の割合で現像しました。) |
漂白定着 | 30度程度 7分 |
本格的な水洗 | 5分つけおき *本当に必要な時間は正確にはわかりません。モノクロ現像よりは短くて済みそうです。 |
乾燥 | 30分から1時間。 反りやねじれをなくすためにはフィイルムの両端を挟んで平らになるようなクリップのようなものをつけて、一晩乾燥させます。 中判フィルムの場合は特にそうなのですが、フィルムを洗濯バサミ1つで抑えておくとフィルムが反ってきてしまいます。 フィルム幅の挟めるクリップのようなものを上下に付けて、数時間以上乾燥させることで真っ直ぐで平らなフィルムが出来上がります。 |
強度、挟む力としては通常の洗濯バサミでも充分に強いです。
120フィルムのカラーネガとモノクロネガです。他のページで、モノクロ自家現像の方法を載せています。
蛍光灯などのできるかぎりフラットな光源を見つける | 35mmフィルムの場合はスマホに白い画像ファイルを表示させ、1,2cm程度放してアクリル板なしでフィルムを置くと、均一な光源となります。中判フィルムの 場合は2灯式蛍光灯などでも直置きの場合は明るさにムラができてしまいます。 アクリル板を蛍光灯に対して斜めに立てかけ、光源からの距離を調節して明るさを均一にすることができました。 |
光源の上にアクリル製の1mm厚くらいの板を敷く | 他のものでも代用できますが、カラーネガで濃い色になってくると、一番いい板としては白いアクリル板でした。 |
フィルムの切れ端をカメラレンズに近づけて、ホワイトバランスのプリセットを登録する。 | フィルムの枠、フレーム部分と同じ色の何も写っていない部分がフィルムの端にありますのでそれを使います。 あまりにも色が薄いと、取り込めないようです。モノクロネガでは取り込めないことがありましたが、カラーネガでは問題無いです。 |
フィルムホルダーにセットして、デジカメでフィルムを撮影する | 理想的には、三脚を使用してリモコンやセルフタイマーでボタン押下時のブレを避けて撮影したいところです。 1例として、F16、1/5-1/40秒のシャッタースピードなどの範囲で、3パターンくらい撮影しておき、あとでいいものを使います。 手ブレ防止機能があるコンデジで手持ち撮影してもそれなりにいいネガができるとおもいます。 |
ネガ画像をレタッチソフトで色の反転をし、コントラストなどを補正して完成 | 色の反転、階調の反転などをします。ネガの枠の部分が白いものほどいい結果がでることもあるようです。 現像が足りないとマゼンダがかり、現像が多すぎるとシアンがかります。これらはぴったりというのは本当に難しいです。Photoshopなどの自動レベル補正をすると、 通常の色に戻ります。フィルムごとの色合いを楽しむためにあえて、自動補正をしないやり方もあります。 最後にどうしても、もやがかかったものがあった場合、そういうのはトーンカーブでいうところの暗い色を引き上げていくとくっきりとさせる ことができます。最終的にもやがでるのは、ホワイトバランスの微妙なズレや、ネガを撮影する時にフィルムの枠の部分が白くなるまで明るく撮影 できていないことが原因のようです。 モノクロフィルムの場合は、安い複合プリンターのスキャナーでもスキャンしてもそれなりに画像を得ることができましたが、カラーネガはベースが オレンジ色になっていますので、ホワイトバランスを変えらえないスキャナーでは辛いものがあるかもしれません。 レタッチソフトで各色のヒストグラムを見て、色をキャストするということで補正して正しい画像を得ることもできるようですが、やはり、ネガの明るさ、 ホワイトバランスを自在に操れるデジカメスキャナーの方が圧倒的に良いと思います。 |
これは別のフィルムですが、35mmフィルムの切れ端です。これをプリセットすると、、、、
このようにグレーになりました。本当は白になって欲しいのですが、グレーカードというものを読み込むのが正式な方法のようですので、 グレーとなるのでしょう。グレーはRGBでいうと、RGB(122,122,122)などのようにRGB全てが同じ値になっているものです。
これが赤みがかったり、青みがかったりすると、RGBの値が同じ値にならなくなってきます。
カラーネガフィルムのオレンジのベースのように全ての色にオレンジがかかった状態の画像は、RGBの値が偏っています。
このオレンジがかったものを正しい色味に戻してやることが必要になります。たとえグレーであっても、RGBのそれぞれの値は同じ値に補正されたわけですので、 あとはスキャン時のシャッター速度を遅くして、画像を明るくしてやれば、RGB(255,255,255)を作り出すことも可能になります。
自分で現像できることによるメリットは?
薬品だけで結局、7000円くらいかかってしまいました。当初の予定から膨らみました。なにわカラーキットがあれば、、3000円弱で済んだのですが。。。
海外製のものでも少量パックなら3000円程度からあるようです。使いきり、10本以内という感じでしょうか。。それに比べれば、たくさん現像できると言っても、 いきなり7000円は高いかもしれません。
しかし、これでも安く安くまとめたものです。
モノクロ自家現像の時の40倍以上かかってしまいました。モノクロ現像のときは何かお得感が満載でした。現像所に出してもモノクロ現像の方が高いことが 普通です。そうですね。しかし、モノクロだけって思うとせっかくカラーがあるのにカラーが現像できない、なんて勿体無い!、カラーテレビを買うがごとく 吸い込まれていきました。
でも、モノクロ現像も印画紙用の薬品ではなく、全てを正式なもので揃えると結構なものです。また、薬品代をケチったせいで現像失敗して、フィルムを10本以上無駄に しています。4000円くらい無駄にしています。これは確かに勿体無い。しかし、失敗しながらも撮影して像は得ているので、その回数分の遊びとしては 成立しているので、いいのかもしれません。
カラーで失敗すると、、、35mmフィルムならいいですが、中判フィルムなどを使うと考えていますので、もう笑えません。ですので、失敗はしないつもりで やります。また、カラー現像の方が既成品を使うので、手順が楽で早いです。すると、7000円というのは、トータルで考えればモノクロ現像の時と同じくらいの 投資かもしれません。
ただ、これはモノクロ現像ができる!、できた!ということが1つの目安のような気がします。現像道具、フィルムスキャン、全ての加減などがわからないと きついと思います。
でも実は、モノクロフィルムより、カラーネガ35mmフィルムのほうが安いから、練習するならカラーからやったほうが早くて、安くて、失敗も色の出方の失敗くらいで すんだかもしれません。家にあるネガをひっぱりだしてきて、スキャン(デジカメ撮影)してPCでポジ写真がちゃんと得られるなら、カラーから始めても いいかもしれません。
その週末、その休みの日に撮ったものはその日に見たい!そんな欲求って最大のものだと思いませんか?
現像所でも、カラーネガ35mmなら、1時間程度でやってくれますが、そこへ行くのが大変。何せ、フィルムを買うのはネットが主体になりました。
現像も郵送でやりとりするほうが安い時代です。しかし、これだと、数日、実質、次の週末まで見れません。
やはり、これはいいと思います。失敗写真ともいうのですが、現像で色々温度や時間を変えると写真をアーティスティックに見せるには有効です。
高いリバーサルフィルムをクロスプロセスするだけじゃない、技法が編み出せるかもしれません。もう既にあると思いますが。
フィルムカメラを使いたい!
フィルムカメラと、その資産、特に中古市場に流通している大量の中判、大判カメラ、そのレンズを再び使おうという気にさせる。
デジカメユーザーは、自分で家でPCとつなぐことで写真をみることができます。
それと同じことです。
RAW画像をJPGにすること現像などとよんだりしていますが、それより、ほんとうに、現像するのも同じようなもんで、もしできたら、フィルムカメラの いいところを再発見できることでしょう。
モノクロに関してはほぼ、簡単で確かにこれは便利だなと思える気がします。
スキャナーで、ネガを取り込んでPHOTOSHOPでネガをポジにする。
つまりは、焼付け、プリントの部分をPHOTOSHOPで行っている。まさしく、これか、これがPHOTOSHOPの名前にふさわしい機能だと思いました。
なんで、色の反転とかあるんだろう??って意味が分かりませんでしたが、このためにあり、
スキャンしたネガを見て、現像が失敗気味なら、理想のように、トーンカーブをいじってみたりして、自分で調節してから、色の反転をして、見事に 綺麗な写真が出来上がった時、これは確かに楽しいな、という感覚をうけました。
それは、白黒の世界ですが、カラーも簡単じゃないの??
検索すると、簡単、簡単、自宅で、お手軽キット、、、、、、、、、、
出てくるのですが、数年前に販売中止。
がっかりです。個人向けの少量のものはなくなってしまったようです。
業務用はありますが、万の投資で、その液を使いきるまでに期限が切れて、効果が落ちそうで、とてもとても、、、
それにしても、昔の個人向けのものも、割高だったようで、1回あたり、1本現像で700円くらいのコストだったようです。
今は利益を削りまくっているので、プロに任せたほうが安く仕上がります。
たしかに値段は、、500円もあればCD焼きまでやってくれるでしょう。
しかし、そうじゃないんです。。。
なんというか、自分でできなきゃ、つまらない。。っていう感覚。
そうなんですよ。なんか、そう、、なんというか、組み立ててもらうプラモデルって面白いか?っていう感じです?
とりあえず、高いことが分かりました。現像液の値段が。
モノクロとはだいぶ違いました。
いわゆるちょとした遊びとしての現像プロセスが楽しみたかったわけです。それにはモノクロの方が圧倒的にいいようですので、そうします。
でも、やろうと思えば出来ます。でも面白いって感じられるのはやはり、手頃な金額ということだと思います。みんな普通はもらえるお金なんて 決まっているようなものですから。。。
しかし、ほんと不思議で、いくら、200円で現像してCDに焼いてくれるって言われても、正直、、カラー写真が撮りたいか?っていっても、 そういう気分になれないのです。
不思議です。もし、自分でできると思うと、嬉しくてカラーフィルムを買い漁るでしょう。カラーのほうがやはり、嬉しいのですが。
デジカメがある中、カラーを現像するために頼むのか??
ほんと、多少、汚くても安く自分でできたらいいのに、と思います。
安くっていうのは、自分は厳しくて、ほんと、初期投資の薬品代が2000円以内とか、そういうレベルです。
そうですよ。1万円のプラモデルは買わないですよね?500円とか、980円だから買いたかったんだと思います。子供でも、1万円のプラモデルを 欲しい!とは言わないと思います。
おそらく、500円とかだと、値段と楽しさが釣り合いがとれると判断してねだっているのだと思います。
そんな、ぼったくりか?って思うようなものを買ってもらったとはいえ、持っていたら、友達にその程度のレベルのなのか?と呆れられてしまいそうです。
正直、モノクロでも35mmで、コップにパトローネをいれて、現像液を入れて、割り箸でくるくる回して、できました、っていうのがありますが、
ああいうのは、ほんとうに安く出来る方法を考えた、改良した、公表したっていうのが、偉いことだと思います。そういうのは賞賛されることかと 思います。
しかし、そこのやり方では、停止剤は水洗いだけでポリシーに沿っているなと思いましたが、定着剤は市販品だったのがちょっと残念でした。
できれば、ハイポ単体を溶かしたものでやりきってほしかったです。
たぶん、カラーも、お金をかければ、プロに頼めば、うまくいくのはわかっているし、当たり前であって、それは面白いと感じられない、 そういうことなんだと思います。
だいたい、写真をとるといっても、満足できるのってほとんど無いですよね?自分で。
そういうことを考えると、楽しさって、ただ、写真が出来ました!ということだけじゃないと思うんです。
たとえば、誰もが馬鹿にする古いエントリーモデルに50年前のレンズを付けて、最新機種よりきれいな画像を写したりしたら、なんか、すっごい それだけで楽しくないですか?
ただ、それだけなんですが、別にいい写真が撮れたからって、お金になるわけじゃないですので。。
そういう、なんか、面白いって複雑な感覚ですね。
お金がかかってもいい。それでもカラー現像を自分でやるっていうなら、
・写真創庫(オリエンタルカラー製品等の販売)
http://www.s-souko.com/
どうやら関係会社で販売しているようです。フィルムメーカーものよりもお得らしいです。 ここの薬品で揃えても結構かかりますが、やりたい人、人によっては安い!と感じるかもしれません。
もっと、じゃんじゃん、売れて小分けが売られればいいなと夢見ています。
-試行錯誤記録-
「なにわ カラーキットがなくても、自宅でカラーフィルム現像を自分でやる方法を検討するプロセス」
*以下は、現像プロセスを完成させるまでに試行した記録です。全くできるかどうかわかりません。本文を参考にしてご実施される場合は、あらゆる事態を全てご自身の責任においてご実施して下さるようお願い致します。当方では発生したいかなる損害に対して責任を持ちません。
ここに書いてあるのはただの妄想と、実験の記録です。間違いもありますし、メーカーの正しい使用方法とは異なりますので、真似をしてはいけません。全ての薬品はメーカーの定める方法においてご使用ください。
参考にさせていただいたたくさんのHPの運営者の方々に感謝いたします。
非常にたくさんの情報を参考にさせて頂きました。ありがとうございました。大変感謝いたします。
薬品かかる費用
私は無駄な以下のように買い物をしてしまいましたが、
・オリエンタルカラー CNL-N1R(フジ CN-16L対応)10L入り 3192円+送料1000円
・メネデール 100cc入り(500円以下)←必要なし
・臭化カリ(800円以下)←必要なし
・ハイポ(500円以下)←必要なし
・エクタカラー RA 漂白定着補充液 (10L)(3000円)
印画紙用のエクタカラー RA 漂白定着補充液で満足のいく結果が得られれば、得られると感じられるならば、
・オリエンタルカラー CNL-N1R(フジ CN-16L対応)10L入り 3192円+送料1000円
・エクタカラー RA 漂白定着補充液 (10L)(3000円)
7200円くらいで済むということになります。漂白剤の方が劣化を防げれば、100~200本以上は現像できるのではないでしょうか。。
正直、当初は2万円程度と考えていました。やる気もおきませんでした。それが6000円でできそうということでやる気がでました。最終的には私は9000円程度かかりましたが、余計なことをしなければこれで済むということになります。
さらに荒業で、コダックのエクタカラーの現像剤のスターターでできないかと考えもしましたが、1L程度の容量で1000円弱ということで、仮に可能であったとして、薄めても2,3Lにしても、5,6回分程度だとすると、フジ対応の方を使うのがいいと思いました。
でも、可能であればの話ですが、送料無料の店があるのなら、スターターを買い足していけば、初期投資が押さえられてとりあえず、お試しができるかもしれません。しかし、コダックとフジでスターターのあるなしで作用が違うので今回も現像はフジの補充液を選択しないと現像できないという、コダックではスターターがないとちゃんと現像できなかったという情報もみたのでフジにしています。
詳しいことは本格的にやっている方でないとなかなかわかりにくいものがあります。
初心者にも説明がついていて、薬品が揃っているのは、コダックの印画紙用のエクタカラーくらいではないでしょうか?後は海外から輸入されたおためし現像キットのようなものだと思います。
*タンクの容量に合わせて、全ての溶液を400ccづつ作成することにしました。
現像液の配合
2回くらい再利用できそう?
オリエンタルカラー CNL-N1R(フジ CN-16L対応)「A液」 | 40ml |
オリエンタルカラー CNL-N1R(フジ CN-16L対応)「B液」 | 40ml |
水 | 320ml |
中判フィルム(120サイズ)のときは400mlの現像液を作成していますが、35mmフィルムでは半分の200mlで現像しています。220フィルムや35mmの36枚撮りは 長さが長いため、本サイトのリールを使わないマグカップで撹拌する方式の場合、上手く液が行き渡らず失敗する可能性があります。
今のところ、手順の簡易さから、現像液は再利用せずに毎回新しいものを作っています。
漂白定着液の配合
現在では、漂白液、定着液を別々に作ると、個別調合の薬品の入手代、業務用パッケージの場合は、2液だと2倍となりさらにコストがかさむため、 再利用はできませんが、漂白定着液1つで処理しています。
液の処理可能回数の心配がなく、途中で処理が止まってしまっていた時に受ける精神的負担がなくて済みます。また、この1液方式は一度試すと、もう辞められない くらい、楽なのでこちらをつかっています。
エクタカラー RA漂白定着補充液 パートA | 30ml |
エクタカラー RA漂白定着補充液 パートB | 40ml |
水 | 330ml |
*エクタカラー RA漂白定着補充液は印画紙用のものですが、これを薄めて利用しています。このサイトは実験として行っています。メーカーの本来の正しい方法に従って 使用してください。
35mmフィルムの場合は200mlの漂白定着液を作成し使用しました。再利用ですが、400mlの漂白定着液で、35mm24枚撮りフィルムを2本、ペットボトルで保存して2日後に中判120フィルムを 漂白定着したら、部分的に色が抜けずに残ってしまいました。その後、新しい漂白定着液で処理することで綺麗に漂白定着することができました。
このようなことから、漂白定着液は再利用せずに毎回新しく作る方法がいいようです。
漂白液の配合(2液で漂白定着処理を行う場合)
一般的な配合(参考)
EDTA鉄キレート | 100g |
臭化カリ | 100g |
氷酢酸 | 10ml |
水 | 1000mll |
自分に必要な分量の薬剤を作る配合として、漂白剤の配合案ですが、
一応、「キレート鉄」という名前で肥料が売られていまして安いです。しかし、1kg入りで3000円以上もかかります。
漂白液は、エアレーションをして、臭化カリと酢酸の追加で再利用可能だそうです。
最初は、鉄?肥料?キレート鉄やカラー鉄ではHITしなかったんですが、その時に、鉄で肥料といえば、メネデールって決まっているわけで、たしかにキレート鉄が成分のようです。濃度は不明です。しかし、ちょうどいい100ccくらい入っている瓶があります。(→メネデールは使えませんでした!)
さらには、氷酢酸とかいっていますが、私は無茶をします。お酢でいきます。1Lに氷酢酸10ccといえば、1%酢酸水溶液ですね。10倍程度に薄めたお酢でいけるのでは?といっても、不純物が多いですね。100ccも入れたら、相当な不純物が入ってしまいます。
さてはて、やってみますか。
自分なりの漂白液の調合(案)→失敗!
メネデール | 100ml(鉄キレート40g分?)←そもそも、メネデールが使えない可能性あり。 →メネデールは使えませんでした! |
臭化カリ | 40g |
お酢(りんご酢) | 200ml(酢酸10ml相当) |
水 | 260ml |
定着液の配合(2液で漂白定着処理を行う場合)
*できる限り再利用予定。ただし、モノクロ現像で使っている定着液と共用してはいけない!
カラー現像の漂白液が少し入っている定着液は、モノクロ写真の像を消してしまうということがあるらしいです。
ハイポ | 80g |
水 | ハイポと合わせて400ml |
ほんとうにこれだけでいいんでしょうか。お酢とかメネデールとか違うものになっていっているようです。
まあなんとか、、わかりませんが、やってみるしかありません。
私が、買い足す必要がある物は、
・オリエンタルカラー CNL-N1R(フジ CN-16L対応)10L入り 3192円+送料1000円
・メネデール 100cc入り(500円以下)
・臭化カリ(800円以下)
・ハイポ(500円以下)
6000円弱でしょうか。。
できたらいいですね。
*この方法はだめでした。メネデールでは失敗でした。
→メネデールはダメでしたので、450円は文字通り、微量元素として漂白液の肥やしとなりました。
かわりに、エクタカラー RA 漂白定着補充液 (10L)(3000円)を買いました。
赤血塩を買うと有害物質の発生が気になります。キレート鉄はEDTAキレート鉄を探しても、1万円くらいか、肥料としても3000円くらい(送料入れるともっとかかる)、農協で小分けでうってればいいですが、近くにもなく、交通費と早さを考えると、送料無料キャンペーン中のカメラ屋さんの通販にお願いしました。
成分見ると、EDTAキレート鉄がいい具合にB液に入っております。さらには酢酸も。。これだけ欲しいです。しかも、5Lもついてきてしまいます。こんなにどう考えてもいりません。しかも、印画紙プリント用のもののため、濃度が高いです。スターターでいいのですが、もう販売されず、補充液で処理するようにとあります。
まさか、挙句の果てにこうなるとは、、、
経費:
・オリエンタルカラー CNL-N1R(フジ CN-16L対応)10L入り 3192円+送料1000円
・メネデール 100cc入り(500円以下)←必要なし
・臭化カリ(800円以下)←必要なし
・ハイポ(500円以下)←必要なし
・エクタカラー RA 漂白定着補充液 (10L)(3000円)
実際、すごく悩みました。6000円かけて、そのまま辞める?それとも3000円追加投資?
こういう下らないことを繰り返して費用はかさむものです。で、けっきょく、フィルムを減らすと。。。それにしてもありえないくらいの漂白液の量となるわけです。
どうしましょうか?A液だけ余るというのも嫌ですし。しかし、廃液を無駄に出すのも嫌です。が、しかし、、両方試して、仕上げの違いを楽しむということで、 よろしいのではないでしょうか?
漂白定着液の調合を検討
1.エクタカラー RA 漂白定着補充液のA液+B液で漂白+定着処理
→少し濃いかも?(試行中)しかし処理が早い。2処理が同時に出来る。現像時間が大幅に短縮できる。撹拌が楽。さらに、カラー用の定着液を維持する必要がなく、体の負担が楽。効果が切れたら新しく作り変えて再処理すればいい?
2.エクタカラー RA 漂白定着補充液のB液+ブロムカリ(まだ、試行中です。)で漂白後、定着液で定着処理。
はたして、ちゃんと現像できるでしょうか???なんか、予定より出費がかさむと嫌ですね。。。別に無理して買う必要もない、、と強がってしまいます。
しかし、手現像でする場合、結構、短時間で楽に済ましたいというのがあり、現像も高温にすれば5分もかかりませんし、漂白定着がこれを使うと同時に素早く終わり、10分以内に終わりそうな勢いです。
ある意味、3000円の出費の価値はありますね。
その分、体が空いてできることが増えるんですから。
しかし、、、、なんにも知らない状態からカラー現像の仕組みを調べて、必要な薬品をかき集めて、、これってほんと大変でした。でも、色々、メネデールとか買ってるから、キレートの種類があるとか、酸化還元がどうとか、などと理解していって、成分見て、あ、これいいじゃん!
ということを思い浮かぶわけです。売ってないわけです。個人向けのフィルムの漂白液なんて、まともに 買って集めてたらいくらあっても足りません。
また、印画紙用ですが、意外と上手く漂白できれば、これはコスト的にも私にはありがたいです。現像液でも同じことをやったこともあったのですが、モノクロでやると大量に余り過ぎました。また、液体のため、保存期間が6週間とあります。
蛇腹式の容器ならもっと伸ばせますとあります。オリエンタルの薬品を買えば、ジャバラ式でさらにメーカー品の半額です。ただ、あまりに大量で使いきれません。
また、最小単位で考えると、このコダックのセルフ現像というシリーズは便利でいいようです。 ただ、印画紙のみですが、なぜ、印画紙なんだ???フィルムはシビア、失敗が許されない。などなど。印画紙が売れる?
仕組みがわかればこういう変則的な薬品の組み合わせもできるのでしょう。そういう意味で、そうとうな時間を調査にあてましたが、実りある収穫を得られたと思います。
個人向け販売店では、カラー現像は、コダックの印画紙プリントだけしかもうラインアップしていないようでした。漂白って検索しても、フィルム用の漂白剤なんて出てこない!ですから。唯一コダックのこれだけです。クオリティが低いのでしょうか?そんなことはないでしょう。。
ポイントは、 エクタカラー RA 漂白定着補充液をいかに劣化させないかです。空気が入らないように500mlペットボトルに詰め込んで暗い場所にしまいます。A液だけが特に劣化するそうです。ペットボトルを10本用意しないといけません。集めます。どうせ、お茶ばかり飲んでいますのですぐに集まりますが。
でも、一般的な薬品を見るとフィルム現像は漂白と定着が分かれています。再生ができるからだと思います。一緒じゃないと再生も容易で、継続できるといいます。
ではなぜ、印画紙現像だけは漂白+定着なのか?細かさ、コスト、スピード、様々あります。
とにかく、何だか知らないですけど、あれほど悩んでいた漂白液が現像液と別会社の印画紙用薬品でもっとも安く済んでしまうという不思議な感じ。キレート鉄もこうやって探せば簡単だったんですね。
価格:7880円(税込、送料無料) (2016/10/26時点) |
価格:5000円(税込、送料無料) (2016/10/26時点) |
価格:3909円(税込、送料別) (2016/10/26時点) |
「自宅でカラー現像-実践編」
そうこうしている間に、カラー写真の需要はますます高くなり、次の1手への駒を進めなければならなくなってきました。というか、寒すぎて、あまりに気候が寒冷化しすぎて寒さも我慢の限界です。
それに外出する場所、撮影する場所って同じですよね?普通。もう、同じことをしていても面白く無い!ということで、もう、違うことをやっていかないといけないのかな?と思ってしまいます。
また、失敗しても誰かの礎となれば幸い。人がやってないなら少しでも成果でも残せれば本望でもあるという考えかもしれません。なにせ、カラー現像の環境は一気にハードルが上がってしまいました。なにわカラーキットがなくなってから、それでも単価を考えると現像所に出してもさほど変わらないのですが、
自分でカラー現像するという、これだけがロマンというか、野望というかあります。カラーテレビが出てきたら、意地でもモノクロテレビから買い替えたはずでしょう。そんないまさら、昭和に回帰してどうするんだ?と思いますが、ただ、なんとか形にしてみたいです。
とりあえず、注文。注文です。
まず、必要な物を買います。
120 Provia400X 5本・・・狂っているかもしれませんが、ポジフィルムです。クロスプロセス現像です。いきなり。CN-16で上手くいくでしょうか?一応、 結果はともあれ、発色は変わったという情報は見つけました。
35mmフジ業務用カラーネガISO10024枚撮り、4本・・・練習用でもあり、普通のカラーネガでも現像時間を長くすると、クロスプロセスに似た効果が得られたり、 他の処理を工夫して変わった仕上げ方ができるようです。そのためです。なにせ安い。
ついに買ってしまいました。
これでもう後戻りができない!という覚悟でしょうか。。
5L*2入りです。こんなに要らないのですが、、、何かいい方法があれば、何か代替品を濃度を変えるなどして安くすませられればいいのですが、 代替品で薄めて使えるのがあっても、元売りは同じ値段で、もっと大量に薬剤が余ってしまいます。
アマゾンでぽちっと。明日には到着してしまう。早すぎる。。
本当に行けるかな、、、一応、キレート鉄って書いてあるもののほうがいいんですが。。もう1つの薬剤を使うほうはシアンが入っていてなんとなく気分的に抵抗が、、、
気にするだけ無駄かもしれません。それでやっている事もあるのですから、自信を持てばいいのですが、最初は慎重にこしたことはありません。
→無駄になりました。漂白には使えません。肥料として、微量元素の補充に使います。
かわりに、
・ エクタカラー RA 漂白定着補充液 (10L)(3000円)
を使いました。
白黒現像のときの残りがありました。
→エクタカラー RA 漂白定着補充液で漂白定着を済ます場合は必要なしです。自分で独自にEDTAキレート鉄の漂白液を作る場合に。
在庫がないと困ります。1つだけ遅れてきても困ってしまいますので、ちゃんと在庫の有無もチェックしてから注文したほうがいいです。あやうく、足りない、もう1個余計に買うハメになるところでした。休みのスケジュールは大事ですから。
→エクタカラー RA 漂白定着補充液で漂白定着を済ます場合は必要なしです。自分で独自にEDTAキレート鉄の漂白液を作る場合に。
一気に買いました。5箇所も注文を続けて行うと結構な作業です。間違いもしてしまいました。なんか大変でした。
しかし、事前に調べておいて良かったです。落ち着いて、必要な物を購入することができました。
フィルムカメラに目覚めて以来、買う物が多くて仕方ありません。それ以前はかなりデジタルカメラにオールドレンズをつけたりしていたので、細々と出費しては散財していました。
そして、飽きてしまったのか、フィルムの世界へとなってしまったわけです。しかし、だいたい人はおそらく、こういうふうな流れをたどるのだと思います。
結局、デジタル時代といいつつも、フィルムも一通り経験しないと、やってない感じが残るのでしょうか。これからのカメラの流れは大きく変わるのかもしれません。
極力出費を控えて行きたいと思います。そうはいっても、フィルムで撮る以上、フィルム代はかかります。その分、何かを減らしていくわけですが、それだけの価値があればいいのかと思います。満足度の行くフィルム1枚を撮ったりできたら、喫茶店のコーヒーなんかよりずっと、満足感が得られるかもしれません。
それだけのことです。他のことをやっていたらもっとお金がかかったことでしょう。それに比べれば、全然いいほうで、これで当分は出費せずに過ごせるはずです。
目指せ、フィルム200本現像です。 そうすれば1本30円?(無理です。薬品の保存可能期間内にこれだけ現像すれば破滅します。)
フィルム代の方が怖いですね。200円から700円。400円平均としても8万円???
これは焦りますね。フラグシップモデルが値下がっていて買えそうな勢いです。
どちらかというと、現像コストは100円くらい200円くらいかかっても、別にいいです。そんなにたくさん撮影するのは予想と思います。徐々にちょっとづつ撮るようにできたら。
たとえ、20本しかとらなかったら?それでも、現像剤代9000円の投資ですめば、1本450円。時間とクロスプロセスなどを考えると、充分にメリットがあるかと考えられます。
なにせ、すぐに自宅で、自分でできるということが最大のメリットです。
調べた情報では、中判やら、クロスプロセスやら、CD書き込みやら、送料やらで2000円以上かかっている話も聞きました。CDなしで、一番安くしても900円弱でしょうか。。身の丈にあった撮影コストじゃない。ということでしょうか。
それだけかけて撮るだけのものが果たしてあるのかどうか、、時間がかかったらテンションも下がっています。あとで見ると少し冷めていますので、ちょっとさびしいわけです。
自家現像ですと、モノクロの時は現像開始から1時間から2時間後にははさみで切ってスキャンも可能でした。
デジカメからSDを引き抜いてPCにさして取り込みをしている間に、休憩したり食事をしたり風呂に入っていたと考えると、さほど時間的に差がありません。
この即時性のために自家現像がんばってるっていう人もいらっしゃるのではないでしょうか?デジカメの強みは撮影後帰宅したら、家のPCで大きく観賞できる。これが嬉しい瞬間でもあるわけで、余韻にひたるのはその日のうちと翌日くらいでしょうか。
じつに勿体無いことに翌週には忘れています。デジタルなんてほとんど見返すこともありません。だから、全面的にフィルム化
して枚数を10枚くらいに減らしたほうが本当は楽しめるんじゃないのか?って思ったりもします。
ただ、とにかく、現像が自分でできるってとても嬉しいことです。ただ、それだけです。
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現像液、漂白液、定着液を作る
現像液は市販のものを合わせるだけです。定着液はモノクロ同様ハイポを溶かすだけです。これは問題ありません。
唯一漂白液だけが、今回新たにチャレンジする薬品です。
ここで、問題発生です。予想はしていましたが、メネデールは二価の鉄イオンと書いてあります。
カラー現像の漂白液に出てくるのは3価の鉄イオンです。しかも、これを第二鉄イオンとよんでいるようです。ご注意を!!!
ということでいきなり、酸化還元の実験から開始となりました。面倒ですね。他の化合物もそう違わなければいいんですが、、、、どうなることやら、、、やってみるまではわかりません。
考えているうちに注文していた小包がどんどんと届いてきました。
早く作れ。といわんばかりのプレッシャー。
おっかなびっくり、現像液のAとBを混ぜてみて、、こぼさないように、部屋に有害物質が充満したらどうしよう、、、などと怯えながらまぜていきました。
漂白液も、恐れていたような爆発的な化学反応も起きずにじわじわと溶けていきました。
→メネデールでは、漂白できません。失敗でした。
鉄キレートの酸化、還元
*以下、メネデールの成分もよく分からずに試みて、失敗した結果です。真似はなさらないようにご注意ください。
キレートには数種類ありますし、作用が異なります。
なんでも、キレートってつけばいいわけじゃないようです。肥料用のキレート鉄もありますが、最近では、植物が吸収しやすいように、ご親切に二価の鉄イオンのキレートなどにしてくれているそうで、EDTA-FEじゃないという宣伝文句のものも有ります。クラシックな肥料であればEDTAの可能性もありますが、25kg入りのは見つけましたが、2万以上していました。
EDTAのキレート鉄は薬品として買うと高いのなんのって。おとなしく赤血塩を使うことになりそうです。紫外線が当たらないように注意せよということのようです。
ところが、再生が簡単ではないようで、残念でした。また、他の薬品が必要になるようで、これはもうだめだなという感じです。あ~、こう上手く物事がいかないと気がめいりますね。疲れもどっとでますし。最初から、正しい薬品を買わない自分がいけないのですが、、
しょうがないのでキレート鉄を探してみます。今のところ、芝生用の液肥タイプがEDTAを含んでいるそうで、でも、濃度がやりづらいです。薄かったら長目に処理すればいいのか、、、なんだか、写真を現像するのに植物の育て方を調べていて、ほんと遠回りしすぎっていうやつです。
それもこれもなぜか、漂白剤が異常に高い!原料高騰でしょうか?市販品は再利用可能タイプなのかどうか?など。。
それにしても、キレート鉄を探すのも疲れました。なんででしょう。。。農協とかに聞いてみますか、なんだか植物でも育てたくなってきました。なんだか、現像と水耕栽培って似ていますね。水耕栽培の肥料なんて探しているとおいしい野菜が育ちますよとか書いてあると、ついついベランダでもできる水耕栽培をやったほうが、自家現像するよりもよほど健康的かな?なんて考えたりしてしまいます。
そうです。少し植物の世話でもして頭を冷やして考え直したいと思います。
→頭が冷えたのか、思いついたのが、現像済みモノクロフィルムをこの漂白液につけて像が薄くなるか、試してみればこのメネデールの効果があるのかないのかわかると気が付きました。
早速実験。何も変わりません。ハイ、だめでした。
はー、赤血塩は公害問題からだいぶ昔に変えられたわけですね。こういう化学系の産業では問題になっていることです。やはり、気が進みません。なんてことでしょう。。。これじゃ、1万円近いコースです。まいったなああ。という感じです。
(検討プロセス)
学生の頃に習ったのですが、忘れてしまいました。なんだか、還元すると電子がとれるんだっけ?着くんだっけ?もう忘れてしまいました。
ネットでHPを見ていると、酸化銀、ハロゲン化銀、還元した銀?酸化した銀?まあ、でもとにかく、エアレーションしてると、また元に戻るらしいんで、いいやと思います。思うことにします。まともに買っておけばよかったと。。後悔です。みなさんは注意してください。
しかし、なにやら、メネデールは二価鉄の状態を保つように何やらやっているようです。これはちょっと手ごわいですね。ああ、ほんとやるべきじゃないのか?
植物は三価の鉄イオンの状態では吸収しづらいらしいので、二価の鉄イオンらしいのですが、しかし、肥料用の鉄キレートで漂白液を作っている方もいるようで、その肥料は二価鉄じゃなかったということなのでしょうか。。
また、メネデールも水槽での使用で赤っぽくなってきたそうで、まあ、酸化されないこともないか?と期待はしています。
と、いくら考えたところで、無い知識では考えることはできない!賢い方のHPを調べるか、試しにやってみるしかありません。
ちょっと、エアレーションついでに、メネデールを500mlPETに入れて、おもいっきりふってみました。 赤黄色くなるか?
メネデール原液100mlをPETボトルに入れたところです。
無色透明ですね。鉄イオンの色が見えない、、、
激しくシェイクしてみました。。
ただ虚しく、何も変わらず、無色透明のまま。
なんて強いんでしょう。
いや、そうじゃない。違うものなんです。
ほんと自分何をやっているんだ?という虚無感に包まれている感じです。
まーいいじゃないですか、別に現像液が無駄になったわけでもないですし、漂白液だけ調達してくればいいわけです。
再利用も可能なようで少量でいいんですよね。たったの400cc。
それが、何十Lも入って1万円くらいとかだと、敷居が高いですよね。。。ということでこんなおかしな実験をしているわけです。
な~んも変わりません。がーーん。だめでしたか。って、酸も臭化カリウムも入れてないで何を言ってるの?ってかんじですよね?よくわかりませんけど、ハロゲン触媒っていうじゃないですか。きっと、臭化カリウムが酸性化でいい結果を出してくれるんですって。
Wikipediaによれば、エチレンジアミン四酢酸{(HOOCCH2)2NCH2CH2N(CH2COOH)2}は、写真工業 – 鉄(III)-EDTA錯体の酸化剤としての利用
とあります。キレートにより酸化させるらしい。これはだめかもしれませんね。
でも、まあ、実験です。カラー現像は現像→漂白→定着というプロセスを行うらしいのですが、漂白剤が弱くなってきて足りないという人が、定着処理が終わっているときから 、また、漂白処理をやり直してみたという話もあるようでした。まあ、だめだったら、また、エアレーションしてからやればいい。それでもだめなら薬品を買えばいい。
いつかできるさ。って、とても気楽なのが今回のカラー現像です。やはり、モノクロでも出来ていると仕組みは同じ原理なので、別にあまり難しいということで びびらない、焦らないんだと思います。前はモノクロの時のほうがちゃんとできるまで、焦りまくりでした。
正直、別に普通に市販の現像液使うだけですし、現像が決まればあとは調節していけるんでいいんだという気持ちなのでしょう。なにせ、現像液がちゃんと本物ですから。 定着もモノクロと同じだというので別にあまり色の再現性とかを気にしていない、むしろ味を出したいので、あまり正確性は考えていないので楽なのだと思います。
今回は。まあ、ほんとこんなドキドキなんて普通感じることはないものですから、楽しんでやります。
しかし、現像などの薬品を調べていると、農業、医学、、生活と密接に関係してきます。なんだか、キレート鉄調べてたら、最近放置気味の植物の世話をちゃんとやらなきゃって思いました。
ただ、唯一うれしい情報は、100mlのメネデールを重さをはかると110gありました。これは結構、鉄が溶けてる、、、、、と期待したりしていたのでした。
とりあえず、漂白剤を作る手順は、(エクタカラー RA 漂白定着補充液を使用する場合は必要ありません。)
*失敗かもしれませんが、以下のようにやってみます。上手くいくかわかりませんし、安全性も損害も自己責任となります。
→失敗でした。メネデールでは漂白できませんでした。
→ エクタカラー RA 漂白定着補充液を使う方式に変更しました。検討中です。
500mlペットボトルに以下をいれます。
メネデール→だめでした! | 100ml |
臭化カリ | 40g |
お酢(りんご酢) | 200ml(酢酸10ml相当) |
水 | 100ml(全部で400mlになるように) |
*念の為に換気の良い所で少しづつ反応させるように混ぜたほうがいいと思います。必要に応じて防護マスク、メガネを着用してください。
以上が、EDTAキレート鉄だったらいいんですが、もしかして、酸化剤としての役目を果たさない状態であれば、もう少し酸を加えて、エアレーションでもしてみます。だいたいPHが自家現像されている方の新品の状態のPHまで下がるように調節してみます。
エアレーションといっても、多分、PETボトルふるだけだと思いますが。
お酢の量:
そもそもお酢では酢酸以外の物質が混ざっているので酢酸を使うのと比べると、悪い影響が起きるかもしれません。それを承知のうえで、不純物が入った酢酸ですが、実験的につかっています。 (正式な処方でちゃんとした薬品で調合しましょう)
お酢の原材料をみると、米、、、アルコールなどと書いてあり、酸度4%~5%程度となっているかと思います。おそらく、この濃度が酢酸の濃度なので、(100/4~5)*10ml くら入れれば酢酸として同量入れたことになりそうです。
つまり、およそ、200mlのお酢ということでしょうか。って、ほとんどお酢そのものですね。たしか、自家現像している方の漂白液のPHは3弱(作成直後Ph2.6、低下時Ph3.5という例あり)あたりだったと思いますので、お酢が2.4~3.0
酸と臭化カリウムの反応で危険なガスがでなければいいですが、念のために換気のよいところで調合したほうが良さそうです。
ちなみに安いお酢ほど、原材料にアルコールが入っているようです。米を使うよりアルコールを入れておいてそれをバクテリアの力で酢酸に変化させた方が、安上がりだということでしょうか。
また、りんご酢という酢があるのですが、これは安いものだとおそらく、アルコールの量が多いのではないかと思われます。同じ価格帯の米が原料の酢は酸度が4.2%に対し、りんご酢は5%と高めでした。それだけ、原材料のアルコールの濃度が高かったということでしょう。
ただ、このお酢を使うと不純物の問題もありますが、漂白剤がヘタった時に酢酸を足してPHを下げたいが、濃度が薄まってしまうので、下げられない。たしか、PH1下げるためには10倍の濃度の水素イオンが必要で、つまりは、ほとんど、200ml近くを継ぎ足さないといけない計算になってしまい、、、これまた、残念、、となってしまうのでしょうか。。さすがに酢酸くらい、ちゃんとした薬品を購入するかもしれません。ただ、1回の現像でフィルムに付着した分として、5mlづつ減っていったら?40回で200ml減ってしまいます。
足し水の代わりにお酢を入れるのでしょうか。でも、その分、キレート鉄も減ってしまうはずです。臭化カリウムと同様にたす必要があるのか?しかし、再生時には酢酸と臭化カリウムを加えてエアレーションとあります。
また、フィルム10本程度で劣化したというデータもあったりしました。それでだめになるなら、ちょっと考えなおさないとだめだと思いましたが、およそのPHが、現像液がPH10程度、漂白液がPH2.6程度、定着液がPH5程度という例がありましたので、参考にさせていただきますと、もしかしたら、現像液を水洗したときの残りが漂白液の酸性度を下げているのではないかと思ったりもできます。
以前、自分もモノクロ現像で定着液を3回でダメにしました。その後、水洗をしっかりとして、数十回は使用していますが問題なかったことがあります。
このPHの変化を見ると、さすがにアルカリが入ってしまったのではないかと思ったりもします。そして、酸性度が下がると、キレートの酸化作用が弱まるのでしょうか?しかし、酸化剤として働いたから、水素イオンが減ったという単純なことかもしれません。わかりません。すみません。無知なものでして。。。
いや、調べてみると、酸化剤は還元されるので、還元されるとは水素と電子は得るとありますので、どうやら水素イオン濃度は下がるということでもないような。そうすると、エアレーションでは酸化させているのか?分かりません。現実では、もっと他の要因も入ってくると思いますので、そう単純でもないようです。
何回で漂白液がへたってくるのか、臭化カリウムはフィルムに吸い付いていきそうですが、、カリウムだけが残っていき、、これも一体どうなるのか、、ただ、かなりの酸性化でなければ作用が働かないということはよくあります。そうだとすると、ここは気を使うところかもしれません。
現像液の水洗を念入りに、酢を足していってPHを保つ?こういうことが意外と、漂白剤を長持ちさせるポイントになったりするかもしれません。
無知な自分を広めるばかりです。間違いだらけで笑ってしまうことばかり書いているかもしれませんが、知識のないものですのでお許し下さい。
いずれにしても、なんとなく純度が高そうなのでリンゴ酢を使ってみることにします。
また、メネデールに水を加えたものに少しづつ、臭化カリウムを混ぜながら加えて、反応を緩やかにして有害物質が発生しないように調合していこうと思います。なにか、学生の頃にやった化学の実験って大事だったんだなと思いつつやります。
エクタカラー RA漂白定着補充液を使って漂白定着液を作った方法
B液だけ使うなどという間違ったことを考えずに、ともかく、A液とB液を混ぜて、漂白定着液を作ってみます。
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/professional/selfcolorprint.shtml
上記にありますように、コダック社がセルフプリントの方法として紹介しています。印画紙へのプリント方法です。
以下のmsdsにおいて、成分や取り扱い方についての注意があります。 http://wwwjp.kodak.com/JP/plugins/acrobat/ja/corp/hse/MSDS/ci/ECLRABFR.pdf
薬品はメーカーの指示通りに扱ってください。
処理時間が通常のフィルム処理に比べて短いのです。C-41だと30度で6分45秒というデータもあります。比較することは出来ませんが、 ここのHPでの印画紙の漂白定着処理には45秒か1分とあります。
この時間で処理が終わってしまうと、撹拌を行うフィルムではムラができることは容易に想像できます。時間をかけても銀が綺麗に落ちるだけで問題は ないのかもしれませんが、分かりません。
それにしても違います。また、キレート鉄の量から推測しようとしても、pHが5.5のようです。
また、最初に漂白液単体として作ろうとしていた液体はpHが2.6くらいだったりして、3.5くらいになったら効果が薄れたなどといわれたり しています。かなり違います。
もし、RA液を薄めるとpHはさらに上がります。といっても、10倍で1ですが、pHは重要な要素だとも考えられます。
分かりません。。。半分くらいに薄めてみようか??でも、そもそも印画紙から銀を溶かしだすのとフィルムから銀を溶かしだすのでは、容易度が異なると想像 されます。
もしかしたらダメかもしれません。とりあえず、現像済みのモノクロフィルムでも漬けてみて、様子を見るとします。
いずれにせよ、A、B両方を決められた比率で水に溶かなければなりません。
HPより、
1.27℃-38℃のぬるま湯 1316ml を用意します
2.漂白定着液のパートA 284ml をかき混ぜながら注ぎます
3.漂白定着液のパートB 400ml をかき混ぜながら注ぎます
ややこしいですね。多分、計量単位が海外のもので違うのでしょう。と思ったら、合計で2000ml、2Lとなるように計っているようです。
酸素と触れないようにペットボトルの口のところいっぱいまで入れておくと、保存性が増すという情報もありましたので
気休めに小分けにしてつめ替えておきました。大きいボトルで空間が多いと 痛みが早いようです。
特にパートAが弱いらしいです。
今回は400mlを得ればいいので、5分の1して、計量可能なおよその値にします。
1.27℃-38℃のぬるま湯 260ml を用意します
2.漂白定着液のパートA 60ml をかき混ぜながら注ぎます
3.漂白定着液のパートB 80ml をかき混ぜながら注ぎます
計量カップでPETボトルに水を入れて、それぞれの量のところに線を引いておきます。
しかし、なんとなく濃いような気がするので、実験として、これを、半分にして水を200ml足したものでやってみます。
1.27℃-38℃のぬるま湯 330ml を用意します
2.漂白定着液のパートA 30ml をかき混ぜながら注ぎます
3.漂白定着液のパートB 40ml をかき混ぜながら注ぎます
実験として、以上の濃度、30度で2分間処理した結果です。
ピンぼけしたモノクロ写真です。 前回はメネデール製の漂白剤の前にはびくともしませんでした。 | |
今度のは色からしてちゃんとしています。当然です。 漂白定着剤の製品です。 | |
処理槽に入れます。 | |
コーヒーのように濃いです。 | |
見事に消えています。 | |
モノクロ現像の定着処理後の時のようにピンク色が薄く残っています。 | |
水洗いしてしばらく漬けておきますと、見事に色が抜けて、消えて!しまいました。 |
実験結果としては、2倍に薄めたものでも充分に漂白定着効果はあるようです。この濃度で処理してみたいと思います。
もっと薄めても使えそうな気もします。また、何本分か処理出来そうな気もしますが、
本来はフィルムには不透明なブラウン色の薬剤が着いている状態ですので、それを完全に落とすのにもう少し時間がかかるかもしれません。様子を見て時間延長します。
カラー現像の手順
*とりあえず、自分なりの現像時間と温度です。これから試行、検討していきます。
現在は2の「現像-漂白定着とする場合」を行っています。圧倒的に楽です。
溶液は120中判フィルムの場合は400ml、35mm24枚撮りフィルムの場合は200mlで処理しています。撹拌は圧倒的に35mmフィルムのほうがパーフォレーションの穴が空いているのでフィルムの間に水が入りやすく楽です。
中判220フィルムや35mm36枚撮りフィルムは実践していません。フィルムが長いので難しいと思います。
現像液の量を少なくするという意味では、35mmフィルムであれば、ダークレス現像が少なくていいと思いますが、濃度が同じでいいか分かりません。溶液の量がかなり少なくなりますので、処理可能な能力が少なくなるので、漂白定着液などは濃度を上げないと厳しいと予想されます。
マグカップ現像でも、35mmフィルムならかなり簡単、120フィルムは撹拌に自信が持てるまではかなり一生懸命撹拌するイメージでうまくいきました。
1.現像-漂白-定着とする場合
現像 | 30度 |
水洗 | 二回すすぎ |
漂白 | 30度 7分-10分 (反応が終わるまでやればいいと思いますので、繰り返して試行予定) |
水洗 | 二回すすぎ |
定着 | 30度 8分 (色が抜けるまでつければいいわけですが、モノクロでこれくらいやるとムラがありませんでした。) |
本格的な水洗 | 20分つけおき |
乾燥 | 30分から1時間 |
2.現像-漂白定着とする場合
予備水洗 | 温めた水にフィルムを入れて、張り付かないように手で伸ばしておきます。さらに30秒以上撹拌することで確実にフィルム同士が張り付いていない状態にします。 このプロセスは、マグカップで現像する場合にはどうしても、液の中で指でフィルムを伸ばしていく工程が必要なのですが、手袋をしていてはかなり難しいです。薄手の手袋は穴があきました。 薬品に手を触れずに素手でもフィルムを伸ばすために、最初に、ただの水でこの工程を行います。 |
現像 | 30度 |
漂白定着 | 30度 7分 *濃度を薄めない印画紙の場合や、他の情報では、3分程度とありますが、この薄めて、マグカップで撹拌方式では、3分処理しても色が抜けた部分と抜けない部分の差が若干残りました。そのため、長めに処理したほうがいいと思います。 同じ漂白定着液で複数のフィルムを処理すると、液がだめになったときに、色が抜けずに部分的に残ったりしてかなり、ストレスが溜まります。再度処理すればいいのですが、新しい液で長い時間処理しないと、色が抜けた部分と、新たに漂白定着した部分で差が出てしまいます。毎回、新しく漂白定着液を作る方法をおすすめします。 もしも、液がだめになって部分的に色が残ったりした場合、現像処理で失敗して色ムラが出ている場合はどうしようもありませんが、漂白定着処理で出ている時は再処理できます。 この場合、再度、新しい漂白定着液で処理しますが、直前に7分処理したからといって、3分程度の追加処理で上手くできるかと思いましたが、やはり7分程度処理しないと以前漂白定着処理した部分と差がでてしまいました。乾燥して光を透過させてから気がつく程度のものですが、スキャンする時に影響が出てしまいます。 もうここまでくると、部分的な色ムラのために、1回分の漂白定着液を作り使い、乾燥を長い時間かけて行うのが面倒に感じてしまいます。一枚づつカットして少量の液で処理することもできますが、計量が手間ですし、乾燥するときにカットされた余白が少ない中判などは洗濯バサミではさめません。35mmは穴が開いていますので適当な針金、ピンなどで吊って乾燥させられますが。 こういう時は、コンピュータのちからを借りてレタッチで補正してしまったほうがいいかと思います。完璧を求めてもキリがありませんのである程度で妥協することもいいかと思います。 |
本格的な水洗 | 5分つけおき *本当に必要な時間は正確にはわかりません。モノクロ現像よりは短くて済みそうです。 |
乾燥 | 30分から1時間。 反りやねじれをなくすためにはフィイルムの両端を挟んで平らになるようなクリップのようなものをつけて、一晩。中判フィルムの場合は特にそうなのですが、フィルムを洗濯バサミ1つで抑えておくとフィルムが反ってきてしまいます。 フィルム幅の挟めるクリップのようなものを上下に付けて、数時間以上乾燥させることで真っ直ぐで平らなフィルムが出来上がります。 |
ちなみに、wikipedia C-41現像より、引用しますと、
C-41現像における2浴処理は下記の工程をもつ。ナニワカラーキット1リットルを使用した手現像の場合[3]。それぞれの所要時間は液体排出の15秒を含む[3]。発色現像・漂白定着は全暗室で、水洗・乾燥は灯下で作業可能である[3]。
とあります。ここで大きく違うのが、現像の温度と時間です。だいたい同じそうですが、今回はCN-16プロセスです。C-41はコダックで、CN-16はフジです。また、現像液の濃度が今回のものはスターターを使わずにやっていますので、異なるかもしれません。一般的にはC-41プロセス(現像)が使われているようです。
実績のある、30度で7分30秒を実践して慣れてから考えたいと思います。
1つ気になったのは水洗が長い。現像と漂白の間に水洗がない!などということです。
なんでしょう?漂白液は使い捨て、定着液は再利用を前提としているのでしょうか?
確かに、定着液に酢酸が入るとすぐにだめになりました。やはり、再利用したい薬品を使う前には入念な水切りと、水洗がいりそうです。
安定処理が必要かは検討中です。
しかし、届いた現像液を見て、成分を検索すると、見るからに危険な感じがしそうな物質ですね。取り扱い方次第なんですが、とにかく、こんかいはモノクロ現像とは違い、手袋をしっかりとつけて、こぼれた液体も専用の雑巾で拭き、すぐにすすぎ、現像液の保管は厳重に行いたいと思います。
低濃度ではあまり問題ではないにしても、万が一、蒸発でもして濃縮されたら危険です。また、保管温度も守ろうとお思います。屋外の物置に置こうかと思いましたが、30度を超えたらいけないという条件もありましたので、しっかりと保管します。
もちろん、廃液も安易に混ぜたり、高温にしたり、濃縮してしまう場所に保管してはいけないです。
もっと、安全な物質で現像ができればもっと普及するのにな、、、という気持ちがいっぱいです。
ただ、基本的には継ぎ足して補充していくタイプの現像液ですので、廃液は最小限で済むはずなのですが。。その液の保管もしっかりとしないといけません。
もちろん、お子さんがいるような家庭や動き回るペットが居る場合には、施錠できる入れ物に保管するべきでしょう。
まずは、
「2. 現像-漂白定着とする場合」の方法で現像してみました。
調合して使える状態に希釈した現像液です。 | |
調合して使える状態に希釈した漂白定着液です。 | |
湯煎しています。 発泡スチロールの箱は通販などでたくさん使われていますが、本当に便利、最高の発明だと思います。 | |
このタイプの手袋はダメでした。フィルムの表面側にベタベタとした指紋のような跡がついてしまいました。 また、指先の感覚が全く分からず、暗いところでフィルムをいじったり、水を入れ替えたりという作業は無理です。 | |
こういうのがいいです。 | |
モノクロ現像でつかっていたマグカップです。保温製があり、理想的です。 | |
専用のパトローネオープナーが欲しいです。ないので、栓抜きでかなりがんばれば開きます。真っ暗なところでやるのはしんどいです。 理想的な栓抜きを見つけておくといいです。 | |
手袋がびびりすぎです。 約30度になった現像液をマグカップへ入れます。 発泡スチロールBOXの中で作業すると、こぼれても平気です。机の上でもできます。 | |
マグカップの飲みくちから水が飛散る場合は、ビニールに入れてしまうという方法があります。 | |
あっという間に現像終了。水洗中です。 ここでも洗面台よりも平らな発泡スチロールBOXなら水が節約できます。 | |
見た感じ大きな失敗はしていなさそうです。 とりあえず、カラー現像をすることはできたと言えそうです。 | |
ホワイトの板の上に載せてみてみます。 いい感じです。 | |
自作フィルムホルダーにはさみます。 | |
とりあえず、コンデジでマクロ撮影してみます。 | |
ネガをコンデジのAUTOモードで撮影したものです。 オートホワイトバランスがバラバラで、撮るたびに色が変わるのですが、 | |
レタッチソフトで色を反転して、補正して見た目に近い色合いにしました。 | |
先ほどのネガを反転しただけの状態です。シアン、ブルーが強いです。ネガにマゼンダに近い色が被っている感じでしょうか。 現像が少し足りないのでしょうか?時間、温度、濃度少し変えてみる必要がありそうです。 | |
同じコンデジでホワイトバランスをカスタムにして、フィルムのオレンジ色のところに合わせて撮影しました。 現像が足りないのかと思ったら、高級なフィルムスキャナーじゃない場合は、ネガの色はベースの色が違っていて、RGBそれぞれの色のバランスがずれているからキャストをしてやらないといけないそうで、、、 Photoshopで自動一発変換ツールはないものか?と、探すも、手動で見た目に近づけるのが手っ取り早いようで、かつ、デジタルで加工するとノイズが目立ってくる。 そのため、スキャナ側で取り込み時に色のずれ?を修正して取り込んでくれるような高級スキャナにはレタッチソフトの修正では、ノイズが増えてかなわない。そうです。 難しいことは良く分かりません。。。つまり、スキャナー=コンデジ側でなんとかしろ?と、いうことですね。じゃ、ホワイトバランスを豪快にプリセットに取り込み、カスタマイズしてしまいました。 3枚上のネガと比べると別物ですね。白黒写真かと思いましたよ。 | |
レタッチソフトでは、反転のみ実施。これなら使えますね。この現像方法は。 このように反転するだけでほぼ原画像に近いものが得られれば、デジタル処理による画像の劣化は少なくていいわけです。 実際の見た目に近づきました。あと少しだけ、色味を変えると締まって見えると思います。 これなら現像は上手く言っていたようですね。 撮影フィルムは、フジ 業務用 記録用 35mm ISO100です。発色が控えめとのこと。 カメラはミノルタ ハイマチック7Sです。 |
準備が頭が石になるかと思うくらい大変だったわりに、現像自体は、あっという間に終わりました。大変だったのは、カラー現像液にびびり、厚手のゴム手を使ってしまい、フィルムの扱いなどが真っ暗な部屋で全然うまくいかずに、素手の何倍も時間がかかってしまったのと、パトローネを開けるのに普段と違う栓抜きにしてめちゃめちゃ大変だったことくらいです。
現像処理も漂白定着処理も簡単。迅速です。モノクロより簡単でした。
フィルムをスキャンした後にもやっと色がかかっていたので、また、モノクロの時のように現像が足りないパターンかと思ったのですが、カラーネガはモノクロネガと違って、白であるべきはずのベースの色がだいぶオレンジです。いずれにしてもデジカメフィルムスキャナーはホワイトバランスが全て。これだけを上手く設定することは必要なようです。
モノクロフィルムの場合にグレースケールで画像を扱う場合には、フィルムの枠の部分が白とはかなり違うグレーであっても、色の反転でそこそこの画像は得られるのですが、カラーネガの場合にはホワイトを設定しないとだめなのですね。
カラーポジの場合は、フィルムの枠は透明に近い色に抜けるはずですから、フィルムスキャンする場合にはリバーサルフィルムが有利だということです。
逆に印画紙へのプリント焼付けはカラーネガの方が圧倒的にいいそうです。
なにはともあれ、自分でカラー現像することはできそう。
ちょっと、化学物質のことを考えていたらダークな気分になってきましたが、、、
必要な薬品は、今回のような感じで、現像液だけ市販の混合物を使うと、6000円から7000円くらいでしょうか。
当初は、なにわのカラー現像キットがなくなって2000円から3000円という薬品代で始められないから断念しようとおもったのですが、最初の調査の業務用薬品で全て揃えて、2万円くらいという金額、大量すぎる液。
これを考えてやーめたという感じだったのですが、代替法で試算すると6~7000円でいけそうじゃないか、って、分かって、俄然やる気がでたのでした。
それはやはり夢ですね。ただ、ネガ現像までですが、今はスキャンというテクニックが有りますので。
ロマンですよ。カラー現像って。なんだか、、なにわのカラーキットが何回分か、数回だったような、、、
この業務用利用は100~200回くらいいけるわけで、ほぼ、気にすることなく使い続けられる金額ですね。正直、まともに正式な用品をそろえていたら、モノクロでもこれくらいすぐいってしまいます。
それにこのデフレの最安状態の現像所の現像代で最安値のお店よりも個人でやって安くできるなら、それはもう大絶賛です。
個々に書いてある方法で上手くいくかはわかりませんけど、いずれにせよ、漂白剤をネットで実績のあるものに変えたら、できるわけで、それは私の問題でもないので、余計な心配はいりません。
ただ、EDTA鉄キレートが異様に高い!農業用肥料が本当に代わりになるなら、見つからないというのは、鉄キレートで検索したからであって、キレート鉄で検索すればOKです。
また、他に赤血塩を使う調合にすれば、そこそこ安い。有害なシアンが発生する可能性もあるという点は気になりますが。
ご自身でトライしてみてはいかがでしょうか??
忠実写真だけでなく、過現像や薄い色など自由自在、クロスプロセス現像もご自由に。
やる価値はありそうですよ。
ただ、リバーサルフィルムが生産終了、値上がり、、、高くてあまり撮れない!!!!
いまは最安35mmカラーネガでおもしろ写真が現像できないか考え中です。
本気の時は、1000円くらいするリバーサル中判フィルム詰めて、クロスプロセスで頑張りたいんですが、あまりに高級品。贅沢税がかかりそうなものです。
うちのジャンク中判カメラの方がフィルムより安いです!!!60年も前のカメラだと、リアルトイカメラというか、それ使ってる時点でトイだよ!!!
ていう、ツッコミが入りそうな感じです。ポラより高いんじゃないんですか???
現像時間やフィルムによる写真の味付け
現像時間(程度)・・・少いとシアン系ぽくなったり、多いとマゼンダ系が強く出たりするフィルムもあるようです。
また、もちろん、従来のようにネガフィルムでもメーカーによって色合いはことなります。リバーサルフィルムをネガ現像するクロスプロセスでは、種類ごとに相当大きく色合いが変わってしまいます。
また、 ネガフィルムでもロモのフィルムは色合いがだいぶ違うようです。
漂白剤が弱ってくるとコントラストが低くなる=漂白時間を短くすればコントラストを低くできる。
これらを自由に駆使して自分の好きなテイストで仕上げられるって、時間現像の醍醐味ではないでしょうか???
しかし、自分でやる意味はあるのか??
今、一番安いところで、中判カラーネガ120でも、
360円でCDにまで焼いてくれます。送料入れても480円というありさま。
12回現像出さないと元はとれません。
かたや、この薬品があれば、現像剤だけは120回分*2回?という途方も無い回数が出来ますが、肝心のフィルム代がコストの大半をしめることになります。
35mmを使えば、200円くらいになりますが、中判だと400円ちょいは覚悟しないとなりません。
結構、渋いですね。。
モノクロでも360円ですので、あんまりかわりませんが。
月に4本カラーを撮影して現像して頼んでも、
フィルム代:1800円
現像代:約2000円
となります。
これですと、三ヶ月で同等。あとは、ぼちぼちと。。
自分は、5500円の追加投資となるわけですが、、果たしてやる価値あるのかどうか、、、、
と、思っていたら、やらずにはいられなくなり、どうしても実現させることに必死になっていました。薬品の費用は9000円になったでしょうか。。。しかし、カラー現像の何がネックかって、現像用の薬品を集める所なんですね。
大量、大金でもいいなら別ですが、お試しキットみたいな海外製のものなら3000円から4000円でいいですが、出来て当たり前、数本現像で使いきりもう、二度とやらない。となりそうで。。
薬品集めは、普通に業務用じゃない程度に薬品を揃えようと思うと、費用面でもどうしても手に入りづらいものがいくつかあり、というか、CD-4や、漂白液の酸化剤となる薬品だけなのですが、こういうのをネットで調べても、手に入らない薬品が1個でもあると、それでアウトでした。
途中で揃わない、となっても、買い始めた後ではもう後戻りできません。その場で留まるのが出費を押さえられるのですが、衝動は押さえられませんよね?
結局のところ、手間を惜しむなら自分でやるのはもったいないです。時給が1万円以上稼げるようなとても高い人には全くのコストの無駄です。疲れますし他のことができません。
ただ、一度やっておくと、とても勉強になりました。
特に感動したのがレタッチソフトとして最も有名なソフトが写真屋さんというソフトですが、あのソフトに出てくる機能や、言葉が本当の現像処理やフィルムの加工などにつながっていることに気がついたことです。
焼きこみツール、覆い焼きツールってなんだ??
この言葉は?
と、ソフトの説明書を読んでいるときは本当に意味不明の極みでした。
しかし、焼き?って、現像していて思うことは光を当ててフィルムを露光させるということかとわかった時は、このソフトはフィルムを現像する人の補助をするためにできたのか?と思ったくらいでした。最初はそうだったかもしれません。。。わかりませんが。
さらに露光量の調整などという、モロにそのままな言葉が残っていたりします。本当にこれは意味がわからないと思います。デジタルだけをやっていたとしたら。
そのようなこともありますし、結局、写真を撮る原理が分かる、体感できるようになり、デジタルでも本当に簡単に色々な設定をいじったりすることができます。
レタッチソフトで変わった加工をするのにも、元になるフィルムで起こりうる現象をシュミレーションしたものが多い、いや、リアルがあってデジタルで再現しているというのが世の中の基本です。
いきなり、数式を考えだしてクロスプロセス現像の結果をシュミレートすることはできないはずです。現実の現象をよく見て、それを模倣するのがデジタルです。
ですので、そういうことはデジタルでできるじゃん!ということで終わるのではなく、
最終的には、フィルムで偶然できた感動的な写真をデジタルで再現できるようにすることです。
実は写真の色味を変えたりるのも、フィルムで起こりうる現象で、デジタルで真似していたりします。
そもそも、最も安い方法とか言うなら、フィルムで撮影せずに現像もしないのがいい!
ほんと我ながら愚かですね。安く済ませたいなら撮らなければいいわけですよね。
意味が分からない!!!
もう、お金がかかるのが嫌ならやめたらいいだけですよ。それを安くする、安くするって、試しに1、2本とってみたいだけだったら、 現像所にだしたらいいわけですよ。
それを超えて価値を見出すのならお金をかけるべきであって、産業の発展にも繋がります。
それをなぜか、安く簡単にすまそうという考えがあさはかでした。
そうですね。
デジタルにはできない、カラー写真をフィルムで撮影できるなら、
と、目に止まったのが、トイカメラ、、なんという発想の転換だったのか、、
ホルガ、ロモ、、なんでいい雰囲気なんでしょう。レタッチソフトでもロモ風エフェクトとか流行っています。これやるために、フイルムで撮るか?
ってことなんですね。
別に撮らなくてもなんにも影響はないはずなんですが、
おそらく、そのフィルムカメラで撮りたいから撮るというスタイルが正しいような、、
今持っている古いフィルムカメラが、もっといえばレンズなのですが、レンズがいい味を出してくれれば、撮ってみて楽しい気分になれて、 気持ちがリフレッシュできれば、価値はあるといえるかもしれませんね。
現像が自分でできるメリットは、その日のうちに見ることができるということです。
これは代えがたい喜びです。 待つのが好きという人もいますが、自分は待てないタイプです。
This post was last modified on 2019年10月27日 11:16 AM